生き物大好き

7歳の息子が好きな生き物の飼育日記です。

カマキリの飼育

去年の5月3日、息子がハラビロカマキリのタマゴを見つけて、ちょうど赤ちゃんがたくさん出てきてる最中だった。

飼育したいと言うので、6匹だけいただいて家でカマキリの飼育をしました。

 

途中、オオカマキリの子供やチョウセンカマキリの子供やら捕まえて飼育しました。

 

そんなカマキリの飼育方法について書き記します。。

去年飼育してたオオカマキリの威嚇ポーズです。

 

赤ちゃんカマキリの飼育は初めてだったため、いろんな人たちの飼育方法を参考にしました。

 

まず、餌。

1センチに満たない赤ちゃんカマキリの餌はアブラムシ、コバエ、コオロギの赤ちゃんなどです。

 

アブラムシはこの時期雑草によくいるので、たくさんアブラムシのついてる茎を切り、要らない筆などで、カマキリの飼育ケースにふるい落とします。

アブラムシはすぐに飼育ケースを這い上がり脱走するため、すぐに昆虫シートを挟みカバーを付ける。

 

アブラムシは良く動き、カマキリのいる高い昆虫シート上を動き回るので捕食にはもってこいである。

 

ただ、3日もすればアブラムシの死骸がケースの下に散乱し、生き残ってるアブラムシも少なくなるため、またアブラムシの調達に行かないといけない。

それも、いつもの場所にずっとアブラムシがいるわけではないので、たくさんのカマキリ赤ちゃんを飼育してると、たくさんの飼育ケースの掃除とアブラムシの確保が必要です。

また、アブラムシ投入時のカマキリの赤ちゃんの脱走とか、とにかく大変です。

 

コバエは小さい瓶などにバナナの皮や実を入れてるとコバエがどんどん湧いてくるので理想的と考えがちだが、初めのうちはコバエが湧いてくるが、なかなか湧かなくなる飼育ケースもあるし、飼育ケースを開ける度にコバエはかなり出て家の中に侵入することもあるので、やはり大変です。

また、匂いにつられたアリやナメクジなどの侵入を防いだり、野外での管理なので直射日光を防げる場所や劣悪な環境になると飼育ケースの掃除も必要となり、コバエでの飼育もそんな簡単にはいかない。

 

やはり一番いいのは、コオロギの赤ちゃんが便利。

もちろんフタホシコオロギを買ってきて繁殖しないといけないのが大変だけど。

 

 

飼育ケース。

 

飼育ケースには必ずカマキリの脱皮ができる出来るものを入れないと脱皮不全で死んでします。

飼育ケースの蓋は、排水溝ネットを輪ゴムでとめるのがいいと思います。

100均の植木鉢の底網(プラスチック製)を止まり木として置いておく。

 

一番脱皮多い箇所は排水溝ネット。

カマキリは一番上から下を見下ろして狩りをするため、排水溝ネットから下を見ていることが多いため。

これが去年カマキリを飼育してた飼育ケース。

 

あとは

水は生き物である以上必ず必要。

1日2回キリフキで壁面に水をかけると、カマキリは必要に応じて水滴をなめてます。

 

最後に掃除

カマキリの糞や餌のコオロギの糞、食べかすなどで汚くなるので、こまめに掃除をする。

 

交尾。

 

オスもメスも成体になると、最後に交尾をさせる。

別々に入れてたカマキリのメスを飼育ケースから出して、落ち着いてる状態で、オスをメスの後ろ側にそっとおいてあげる。

 

オスがメスを認識したらメスの背中に飛び乗る

だいたい10分から長くても30分くらい待つが、そうそう簡単に交尾は上手くいかない。

メスやオスがどちらも逃げ回ったり、メスがオスを食べかかりそうになったり。。。。

 

運よく交尾をしても、そこからがさらに大変。

交尾が終わるのが8時間以上と思った方がよい。

そんなに長い時間カマキリの交尾を見てる時間はない。

でも、交尾し終わった後に部屋中逃げまわって行方不明になると大変なので、2匹のカマキリを閉じ込めておく広い空間があれば一番よい。

 

我が家は息子が小さい時に遊んでた子供用ビニールテント

通気性も良くて、交尾後にオスがメスに食べられないくらい逃げ回れる広い空間がある。

 

よくカマキリは交尾が終わるとオスを食べてしまう。とか、言われるが、そんなことはない。

メスとオスが正面で鉢合わせすれば、メスがオスを獲物だと思い襲い掛かることもあるが、たいていはスルリと飛んで身をかわしメスの背中に乗って交尾に至ることがよくある。

この場合、オスの行動次第でメスに食べられてしまう。

 

また、交尾の後にメスがオスを食べることは非常に稀なケースだろう。

去年飼育して交尾してるハラビロカマキリさんたちの写真。

 

タマゴ(卵鞘)の管理

 

卵の管理は特にありません。

野外に置いとくだけですが、8月に交尾し、中旬にタマゴを産んだものを、野外に出していたら9月に気温が暑くて赤ちゃんが羽化してしまいました。

なので、気温が暑い間は冷蔵庫に入れて置くなどしたほうが良さそうです。

 

または、9月中旬以降に交尾をさせるかです。

5月3日に連れてきた赤ちゃんカマキリが7月10日には立派な成体になりました。

この子はメスで、とても大食漢で、タマゴは3つも産みました。